Mother's Day2022 エッセイ⑦
- mina
- 2022年5月18日
- 読了時間: 3分
更新日:4月11日

ごきげんいかが
執筆者:mina
自分を大事にすること。
私の場合、まずは好きなもの、ことと一緒にごきげんに過ごす。
おいしいものを食べる、好きな人といる、歌を歌う、ラジオを聴く、散歩に出かける、お気に入りの入浴剤でお風呂に入る、きれいな色のマニキュアをぬる、自分で選ぶ心地よさを感じてそれを認める。
そうして自分にやさしくなれたら、人にもやさしくなれる。
その気持ちを、身近なところからぐるぐると循環していけると心地いい。
いつからか気分転換が特技みたいになったけれど、やっぱり気が乗らないなんて時は、体から変えていく。よく寝るとか、ただ歩くとか、体をさするとか。
シングルマザーズシスターフッドがおこなっているオンラインのセルフケア講座に参加したのもコロナ禍のそんな時だった。
早朝に各地からシングルマザーが集って体と心をいたわる時間は「週末の朝に早起きできた自分、えらい!」って思えるし、ストレッチと対話をしてすっきりと目覚め、早くに一日のスタートがきれる充実感をあじわえる。
自分のために時間をとって、安心できる場で、体から自分がここにいることを感じられるのだ。
それから、私を真ん中に置く。
母親は自分を後回しにしてしまいがちだけど、たぶんちょっと優先するくらいでもよし♪
自分で自分にやさしくはもちろん、二人暮らしの私たち。10歳の息子にも、わかりやすいかたちでやさしくしてもらっている。
ときに背中をとんとんしてもらう。いい子いい子と撫でてもらう。息子に「「子」じゃないよね」なんて言われて、「「いい人いい人」「いい女いい女」じゃ、ちょっと違うな?」とか、きゃっきゃとお話する時間も愛おしい。
ふだんからそんなふうに過ごしていると、先日息子から
「かか(私のこと)は、友だちもいるし、趣味もあって楽しそうでいいよね」
と言われた。
6年半の別居を経て昨年晴れて離婚できたが、幼いときは両親がケンカをするところや、私がよく泣いている姿を見てきたはず。(息子が保育園の頃はまだ地獄に片足が浸かっていて、星野源さんの『地獄でなぜ悪い』を目覚ましソングにしていた……。)
その言葉を聞いて、繊細なところもある息子が私のことを大丈夫だと思っているとわかって安心した。
私は私で、あなたはあなたで、大切な自分がいる。
息子も自分自身を大事にする。
(もちろん私も息子のこと大好きです)
いつだって、自分が自分のいちばんの味方でいよう。
ずっと一緒にいる私に、ごきげんいかがと声をかけよう。
Mother’s Dayキャンペーン2022ご寄付のお願い
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このエッセイは、NPO法人シングルマザーズシスターフッドのMother's Dayキャンペーン2022のために、シングルマザーのminaさんが執筆しました。このキャンペーンは、自身の心と体を大切にすること、それを互いにサポートしあえる社会を目指して実施しています。ご共感くださった方はぜひ、私たちの取り組みを応援していただければ幸いです。
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